常翔学園広報誌 FLOW 77号
9/20

中学校に今春「未来探求コース」開校60周年を迎えた昨年は、新たに特色ある2つの施設が生まれました。5月に完成したクライミングウォールは東京五輪で正式競技となるスポーツクライミングの3種目ができる施設で、数多くのメディアに取り上げられました。オープンスクールや体験イベントにはクライミングに関心のある多くの小学生が来校し、中学校の志願者増に向けた大きな推進力となっています。7月に完成したミューズギャラリーは、吹奏楽部などが本格的に活動できる音楽施設です。このように充実した環境のもとに、今春、中学校に新コース「未来探求コース」を設立します。中学3年で全員に語学短期留学させるなど英語教育を重視し、キャリア教育や体験学習で学園内3大学との連携も強めます。更に教育改革を実行して、思考力・判断力・表現力を養う21世紀型教育を進め、2020年からの大学入試改革にも対応していきます。その実践として、ICT教育、アクティブラーニング型授業、課題解決型授業(PBL)を積極的に取り入れ、プレゼンテーション能力やコミュニケーション力を身につけます。その成果を計るため卒業研究発表や「クエストカップ」でのグランプリ獲得にも力を入れています。また、クラブ活動や学校行事を通じて人間力の育成を図ります。特にクラブ活動は、忍耐力や受容力を養い学校生活を豊かにするものとして推奨しています。グローバルリーダーの育成グローバル教育では、「読む、書く、聞く、話す」の英語4技能を向上させ、異文化理解の体験を増やします。ネイティブスピーカーによる英会話授業、イギリス、カナダ、オーストラリアへの留学やホームステイプログラム、海外修学旅行、アジア人留学生との交流会などでグローバルリーダーの育成につなげます。キャリア教育では、中学校(K1クエスト)、高校(みらいマップ)とも学園内3大学との中高大連携をフル活用します。本校に求められるのは、生徒たちの進路保証、心身の健やかな成長、学校生活の安全面の確保です。そのために今後も教職員が一つになって学校改革に取り組んでまいりますので、皆様のご支援をよろしくお願いします。中学校で2018年度から設立する未来探求コースを、更に特色あるコースとして確立2020年大学入試改革への対応と進学実績の飛躍を目指して、21世紀型教育の具現化グローバル教育を推進するために、交換留学などを含む国際交流の推進●●●●1.2.●1.2.2019年度大学入試 合格・進学目標学園内3大学への進学率 25.0%(対2018年度卒業生数比)大学合格者数(2018年度卒業生、既卒生を含む延べ人数)国公立大学35人、関関同立大学130人2019年度生徒募集(入学)目標中学校 : 70人(特進選抜、未来探求コース)高校: 460人(特進コースⅠ類・Ⅱ類、進学コース、内部進学を含む)(原文に基づき要約)2018年度 校長方針  積極的に学校改革に取り組み、在校生、保護者、卒業生と共に本校を誇りに思える学校にするため、『選ばれる学校』『魅力ある学校』づくりに邁進していく。 本校の教育理念を実現するために、教職員は互いに協力して生徒一人一人に探求心と自学自習の力を涵養させて学力を向上させる。また、クラブ活動や学校行事等を通して人間力の育成を図り、卒業後も社会で活躍できる幅広い能力を身につけさせる。 学校改革に積極的に取り組み、常に最新の教育情勢や社会状況に目を向けて、生徒に最も合った学校教育を実践していく。常翔啓光学園中学校・高等学校校長 吉村 仁志よしむら ひとし08January, 2018 | No.77 | FLOW21世紀型教育を推進し中高大連携のキャリア教育も

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る