常翔学園広報誌 FLOW 77号
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科学の甲子園大阪府大会で5位入賞本校が校名変更して10年が経ちました。11年目に入る今年は、新しいステップに入る年にしたいです。大学進学実績の向上に向けた進路指導に磨きを掛け、10年来進めてきて本校の大きな特色となっているキャリア教育を更に充実させていきます。キャリア教育は、高校の企業探究学習、ヤングリーダーズプラン、ガリレオプラン、夢発見ゼミ、中学校のキャリアアッププログラムなど、21世紀型のスキルを生徒に身につけてもらうものですが、アクティブ・ラーニングなどを通じ思考力、判断力、表現力を養います。これらは2020年度から始まる大学入試の新テストにも有効であり、今後は教科の授業にも取り入れていきます。こうした教育の効果は徐々に出てきており、昨年の「第7回科学の甲子園」大阪府大会では、並み居る進学校に伍して本校チームが5位入賞を果たしたのです。これを弾みに文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定を目指して、理系教育の更なる充実を図ります。タブレットを活用した教員の授業スキルの向上生徒1人1台のタブレットを使ったICT教育の推進も加速させます。昨年から中学1年生と高校1年生で本格導入し、11月の公開授業には大阪府内外から多くの教育関係者が訪れました。例えば、生徒は音声認識ソフトによって英語の発音の確認が1人で簡単にできます。教員はプリントを印刷して配るといった作業から解放され、その分本来の授業に集中できます。キャリア教育のプレゼンテーション資料作成や保護者との連絡など利用範囲は広がる一方で、教育革命につながると確信し、教員のスキルアップを図ります。昨年度、本校から台湾の大学に4人が進学したように、海外に目を向ける生徒や保護者も増えており、教育のグローバル化への対応にも力を入れます。今年から海外の先生とのオンライン英会話授業を導入するほか、ネイティブの教員による英会話授業も増やしていきます。今後も本校の掲げる将来像「高い学力と人間力を兼ね備えた人材輩出」の実現に取り組んでまいりますので、保護者の皆様のご支援をお願いします。その気にさせ、頑張らせる指導の追求教育効果を高めるためのICT教育の推進東館(中高体育館)建替えに向けた計画の実行SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定に向けた課題整備2020年大学入試改革に向けた進学指導の強化新学習指導要領改訂に向けた具体案の策定●●●●●●●1.2.●1.2.2019年度大学入試 合格・進学目標学園内3大学への進学者数 150人 (2018年度卒業生)大学合格者数(2018年度卒業生、既卒生 を含む延べ人数)国公立大学100人、関関同立大学300人2019年度生徒募集(入学)目標中学校 : 105人(3クラス)高校 : 600人(14クラス、内部進学を含む)(原文に基づき要約)2018年度 校長方針 本校が2022年の学園創立100周年に向け、将来像として掲げている「充実した進学指導とキャリア教育で、高い学力と人間力を兼ね備えた人材を輩出し、誰もが入学を強く望む地域有数の進学校になる」の実現に向けた取り組みに邁進するとともに、時代が求める教育を探求する。常翔学園中学校・高等学校校長 北尾 元一きたお もとかず07FLOW | No.77 | January, 2018キャリア教育の充実に加え理系教育やICT教育を加速NewYear’s Message2018巻 頭 特 集年 頭 所 感ご
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