常翔学園広報誌 FLOW 77号
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「健康」を軸に地域とともに歩む改革推進本学は今年いよいよ開学20周年を迎えます。健康・医療・福祉分野の総合大学としての評価を更に高め、地域とともに歩む「ともにしあわせになる学び舎」の将来像に向かって更なる飛躍に向けたスタートを切る明るい年にします。人々の健康寿命を伸ばすことに寄与できる多くの人材を輩出し、「健康と言えば広国大だ」と社会から思ってもらえるような大学を目指します。そのために今年もさまざまな具体的施策に取り組みます。教育改革では、学生の成長の見える化を図るとともに、医療栄養学部では他学部に先立ち、チーム医療・チームケアに必要な能力を養成する「専門職連携教育(IPE)」や、健康・医療・福祉分野の総合大学にふさわしい教養教育を充実させた新しい教育体系に基づいた教育を始めます。キャンパス整備では、呉キャンパスの老朽化校舎の「教育会館(仮称)」への建て替えとみんなの庭園(バラ園)整備も始めます。東広島キャンパスでも、「健康増進センター(仮称)」の建築に向けて設計に入ります。いずれも市民との交流拠点としても活用していきます。社会のニーズに応える「健康スポーツ学部」構想大学と地域の多様な人々が交流・連携できるユニバーサルキャンパスの実現のために、今年は新たに市民大学講座「広国市民大学」もスタートさせます。学生、卒業生、教職員、地域住民の誰もが学ぶことのできるプログラムを設置し、将来的には学生に運営を任せます。地域・社会の健康ニーズに的確に応えるため、2020年度に「健康スポーツ学部」を新設し、既存4学部(医療福祉、心理、医療栄養、医療経営)を「健康科学部」に再編することを構想していますが、留学生や障害者も積極的に受け入れます。多様な人々と協働する機会を増やしていきたいと考えています。本学には、IPEや地域とともに学ぶ教育を通じてチームで協働し、自ら前へ踏み出せる社会人基礎力を身につけた学生が多く、それが強みです。こうした強みを生かして、地域に根ざした「選ばれる大学」「魅力ある大学」づくりを教職員一丸で推進しますので、これからも皆様のご支援をお願い申し上げます。2018年度 学長方針広島国際大学学長 焼廣 益秀やけひろ ますひでテーラーメイド教育の推進大学の持つシーズ・リソースを活かした健康・医療・福祉分野の横断的な研究の実践改組・再編を行う学部・大学院の特色ある教育体系の整備学生、卒業生、保護者、教職員、地域住民がともに学ぶプログラムの充実高大連携事業の強化組織再編成等による大学運営の効率化(原文に基づき要約)●●●●●●  本学は将来像「ともにしあわせになる学び舎」となるオンリーワンの大学を目指している。持続的発展を遂げるためには、全教職員が危機意識を持ち、一丸となって「選ばれる大学」「魅力ある大学」づくりを強力に推し進める必要がある。 具体的には、教育力を高め、特色ある教育を展開するとともに、地域の健康を守り、しあわせづくりに貢献するために、教育改革を柱に、研究推進、地域連携・交流、改組・再編を行う。加えて、これらを実現させるためのキャンパス整備も行うことで、学部やキャンパスを越えた教育、研究の推進および地域連携・交流の更なる促進を図り、ユニバーサルキャンパスを目指す。これらの改革を確実に実行し、「地域の健康を守り、健康寿命を延伸する健康・医療・福祉分野の総合大学」として確固たる地位を確立するとともに、財政基盤の安定化のための土台を築く。開学20周年を迎える2018年度を本学が大きく飛躍する節目の年とし、教職協働で大学改革に取り組む。06January, 2018 | No.77 | FLOW地域に根ざした大学に向けて20周年の年を新たなスタートに

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