常翔学園広報誌 FLOW 77号
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学生の質の高さ示す相次ぐ最優秀賞受賞昨年9月と11月に本学学生の質の高さを示すうれしいニュースが飛び込んできました。経済学部の2つのチームが、日本観光振興協会主催の観光振興アイデアを競う「2017年度産学連携ツーリズムセミナー」で最優秀賞、日本銀行が主催する金融分野の論文・プレゼンテーションのコンテスト「第13回日銀グランプリ」でも最優秀賞を相次いで受賞したのです。いずれも応募提案の中身だけでなく、学生たちのプレゼンテーション能力も高く評価されました。学生のこうした能力を引き出すために、本学は今後も全学で「教育の質的転換」を進めていきます。少人数教育によるきめ細かな指導体制を更に磨き、課題解決型学習(PBL)の拡大や「ソーシャル・イノベーション副専攻課程」の充実などにも取り組みます。教職員一体となってこうした教育改革を「教育の質保証」につなげ、本学のタグライン「Smart and Human」を体現した知的で人間的な人材の育成に取り組んでまいります。「NEXT STAGE」へ飛躍する年に2018年は本学にとって「NEXT STAGE」に入る年です。昨年新学部構想を発表した農学部(2020年開設予定)の校舎建設が枚方キャンパスで始まります。1月末には寝屋川キャンパス隣接の日本ペイント跡地が引き渡され、大学全体で空間的余裕が生まれます。それを教育環境・アメニティの改善につなげて健康的なキャンパスを目指します。農学部は、従来の農学部のイメージにとらわれずバイオから食品、農業経済、農業ビジネスまでもカバーし、今後成長する農業関連産業のニーズに応えていきます。更に2022年には文系新学部の設置も検討しており、既存学部と連携しながら総合大学としての幅を広げていきます。「摂大が変わる」というイメージを作るこのチャンスを生かし、教員の研究の発信力も高め、大学ブランドの再構築にも力を入れます。18歳人口減少期という試練の時代に「選ばれる大学」「魅力ある大学」であり続けるための改革に努めてまいりますので、これからも保護者、卒業生の皆様のご支援をお願い申し上げます。学生・社会等のステークホルダーに対する「教育の質保証」の徹底社会の要請に応えられる「研究体制の整備と充実」教職員・学生の「連携力強化」と地域的・国際的な「社会貢献活動の発展」新学部開設に併せた「大学の発展・拡充」と既存学部の「ブランド再構築」「外部評価の積極的活用」による大学マネジメントの推進(原文に基づき要約)●●●●●2018年度 学長方針摂南大学学長 八木 紀一郎やぎ きいちろう  科学技術の進展と人口減少社会の到来の中で、大学教育も含めて日本の教育全体の転換が求められている。本学は2020年春に新学部(農学部)を開設し、更に2022年、文系新学部の設置を予定している。そうした組織拡大も、既存学部・施設が信頼できる実績をあげなければ支えることができない。その際、「教育の質的転換」を「質保証」と結び付けて学外にも通用するブランドを形成し、教職員全員が一体となって目標達成及び大学改革を推進していくことで「選ばれる大学」「魅力ある大学」になるよう努めなければならない。 2018年度は、「多様な側面から課題解決に取り組む総合大学への進化」を図る第Ⅲ期中期目標・計画の開始年度である。教育・研究・社会貢献の全面にわたって、転換する時代にふさわしい清新な自己革新を行い、学園創立100周年(2022年)、その先にある本学創立50周年(2025年)に向けて、摂南大の「NEXTSTAGE」を目指した体制を整備していく。05FLOW | No.77 | January, 20182つの新学部構想を生かし「変わる摂大」のブランド再構築をNewYear’s Message2018巻 頭 特 集年 頭 所 感

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