常翔学園広報誌 FLOW 76号
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12November, 2017 | No.76 | FLOW7月27日~30日、名古屋市国際展示場で開催された「ロボカップ2017名古屋世界大会」に、ロボティクス&デザイン工学部と情報科学部の学生合同チーム「O.I.T. Trial」が初めて出場し、「ロボカップ@ホーム」部門で世界第7位に輝くとともに、特別賞を受賞しました。大会には「ASAHI」(ロボティクス&デザイン工学部)と「昴」(情報科学部)の2体のロボットで臨みました。初日、「ASAHI」は同大会過去最高レベルの競技難易度を物ともせずタスク内2位の好成績を上げました。勢いに乗ったチームは予選のステージ1を15チーム中第8位の成績で終え、翌日のステージ2へ駒を進めました。一方、初日に点数を伸ばせず悔しさをばねに巻き返しを誓う「昴」の情報科学部生らは、寝る間を惜しんで調整作業に没頭。その甲斐あって、2日目の30分間にわたってさまざまな課題を処理する競技では世界トップチームに食らい付き、タスク内5位の成績を収めました。また、最終競技の英語でのプレゼンテーションも見事に成功させ、たくさんの歓声と拍手を受けました。初挑戦となる世界大会の舞台で健闘した「O.I.T. Trial」。最終競技で順位を1つ上げて第7位という成績で大会を終え、大阪工大の技術力を世界に示しました。「O.I.T. Trial」のメンバーら共同タスク前に綿密なミーティングを行う両学部の学生らロボカップ世界大会初出場で第7位・特別賞受賞大阪工大と摂南大の両チームが、9月5日~9日、小笠山総合運動公園(静岡県袋井市)で開催された「第15回全日本学生フォーミュラ大会」に出場しました。本大会は、製造コストや設計などに関するプレゼンテーションを評価する「静的審査」と、実際にマシンを走らせてタイムや燃費効率などを評価する「動的審査」の合計得点を競います。特に、静的審査と並行して行われる車検は100項目以上の検査に合格しなければ通過できません。この第一関門を大阪工大の学生フォーミュラプロジェクト「TEAM REGALIA」は見事クリアし、マシンの性能と安全性を証明しました。続く動的審査も快走し、94チーム中23位の成績でフィニッシュ。昨年度の44位から大幅に順位をアップし、すべての競技をクリアしたチームに贈られる「日本自動車工業会会長賞」を受賞しました。摂南大の学生フォーミュラチーム「S-Racing」は車検のブレーキ試験に一度で合格できず、急きょメンテナンスを余儀なくされましたが、この緊迫した場面をチーム全員で切り抜け、無事に動的審査への出場権を獲得。1周のラップタイムを競う種目では華麗な走りを披露したものの、総合順位では77位と昨年度を下回る結果となりました。今回の結果を次の目標に生かそうと、既に来年度の大会を見据えて動き始めている両チームの活躍に期待が高まります。[摂南大] ブレーキユニットのメンテナンスを行う学生ら「第15回 全日本学生フォーミュラ大会」で健闘学生合同チーム「O.I.T. Trial」大阪工業大学大阪工業大学  摂南大学大阪工大「TEAM REGALIA」/摂南大「S-Racing」[大阪工大] 力強くフィールドを疾走するマシン

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