活躍する卒業生:学校紹介

大阪市の都市計画を推進 窓口相談で市民の暮らしをサポート

大阪市役所 都市計画局 建築指導部 建築企画課   𠮷永 彩乃   さん

𠮷永 彩乃 さん:大阪市役所 都市計画局 建築指導部 建築企画課

PROFILE
2009年3月常翔学園高卒。2013年3月大阪工大建築学科卒。同年4月から大阪市役所に奉職。都市計画局建築指導部建築企画課で、各種書類の交付や市民からの相談対応などの窓口業務を中心に担当。大阪府出身。

常翔学園高柔道部のマネジャーとして青春時代を過ごした𠮷永彩乃さん。卒業後は大阪工大に進学し、建築学を専攻しました。学んだ知識を生かそうと大阪市職員となり、建築の専門職として都市計画を推進する相談窓口で市民の暮らしをサポートしています。

常翔学園高柔道部で活動していた兄の薦めで同校に進学した𠮷永さん。入学後は同部のマネジャーになりました。大阪府大会で上位入賞者を多数輩出している同部において、縁の下の力持ちとして部員を支えるマネジャーの役割は多岐にわたります。基礎トレーニングではタイムキーパーを、けがをして実践練習に参加できない選手には筋肉トレーニングのサポートなどを行いました。「ハードな練習もくじけずにやり抜けるよう、できるだけ笑顔で支えたいと思っていました。みんなと毎日一緒に過ごせて楽しかったですね。当時の仲間たちとは今でも毎月のように会っています」と、卒業後も変わらぬ絆の強さを語ります。

中学のころから町家や長屋などの木造建築が好きで、建築士の仕事へのあこがれもあり、入学選考において大阪工大建築学科の推薦枠があることも同校の大きな魅力だったと言います。当初の目標通り大阪工大へ進学。海外研修でヨーロッパを訪れたことをきっかけに、建築士から街づくりを担う行政職へと夢がシフトしていきます。「建物が街に溶け込み、一体となった街並みの美しさに感動しました。私が生まれ育った大阪もこんな調和の取れた街だったらいいなと思わずにいられませんでした」。大阪は繁華街や住吉大社などの歴史建造物、空襲から焼け残った古い街並みなどが混在し、さまざまな表情を持っています。ヨーロッパに負けないくらい魅力的な街にしたいという思いが芽生えました。

建築職で大阪市職員の採用試験に合格し、2013年4月から大阪市役所に勤務しています。都市計画局で市民の相談窓口と、不動産取引の際に必要な書類の交付業務を担当しています。相談窓口では近隣で行われている建物工事に関する問い合わせ対応が中心。自宅の近くにどんな建物が建つのかよく分からない、騒音がうるさいなどさまざまな相談が寄せられますが、行政機関は担当業務が細分化されているため、適切な窓口を判断して振り分けなくてはなりません。また、当事者同士の問題に行政の立場では具体的な解決策を提示できない場合もあります。「勤め始めたころは、自分が対応すべき案件なのか、それとも別の部署へ引き継ぐべきなのか、その判断に一番頭を悩ませました」。また、建築基準法に基づき検査された結果や建物の概要が記載されている書類の管理・交付なども行っています。年間に何万という書類を取り扱いますが、これは大阪市内だけでそれだけの不動産取引がなされていることを意味しています。特に高層の建物の書類を取り扱うたびに、大阪の街並みの移り変わりを感じるそうです。「相談業務では、つい専門用語を使ってしまいそうになるのですが、市民の方に分かっていただけるよう言葉を一つひとつ噛み砕いて説明することを心掛けています。あなたのお陰で理解できたと喜んでいただけるときが何よりうれしいですね」。自分の考えをはっきり伝えることやあいさつの仕方、言葉遣いなどを厳しく指導された柔道部のマネジャー時代。そこで培われたコミュニケーション能力が社会人となった今も生かされていると話します。

現在は建築基準法や裁判例などの法的な知識をさらに身に付けるために勉強中。実務経験を積みながら一級建築士の資格取得を目指しています。専門性を備えている職員の方が、相談に訪れる市民も安心できると考えているからです。

「卒業後も柔道部をのぞいては、恩師のところに相談に行くこともありました。将来の方向性を考えなくてはならない高校・大学の大事な時期を、7年を通して慣れ親しんだ場所で過ごせたのは心強かったです。後輩の皆さんも周囲の人たちとの関係を大切にして、目標に向かって一生懸命に勉強してください」

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