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FLOW No.76

プロ野球チケットの企画販売で奮闘 球団職員になる夢を膨らませる

摂南大学 経済学科2年

芳倉 咲実さん

「キラリ*Josho note」のページ20は、摂南大学の芳倉 咲実さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

子供の時からプロ野球観戦が大好きだった芳倉さんは、高校3年の時に摂南大経済学科でオリックス・バファローズによる球団ビジネスの授業を受けられることを知って迷わず進学先に選びました。「大学案内で学生が京セラドーム大阪で活動している写真を見て『これだ』という思いでした」と振り返ります。

2年になって待ちに待った授業が始まりました。それだけに授業を受ける姿勢は「前のめり」。一緒に受けたゼミの仲間の中でも、自然と自他ともに認める取りまとめ役になっていきました。授業で与えられた課題は、観戦チケット150枚の企画販売。「どこの球団経営も厳しく、チケットに付加価値を付けて売ることも求められます」。球場で観客にアンケートし、みんなでアイデアを出し合ってたどり着いたのが、王貞治選手が当時の世界最高記録を更新した記念日(9月3日)にちなんだ「ホームラン記念日チケット」。対象試合日が記念日だったことから、ライトスタンドの「ホームラン指定席」チケットに、抽選でホームランを打った選手のサインボールが当たったり、球団スポンサーの協同乳業のアイスクリーム「ホームランバー」や摂南大の人気学食メニューの弁当がもらえる特典を付けました。協同乳業には学生を代表して協力要請に出向き、当初は険しい表情だった会社幹部に熱弁を振るって商品提供の確約を取り付けました。

試合当日は球場に流れる館内放送にも出演し、司会者を相手に大学の宣伝も織り込んだ軽妙なトークを繰り広げ、仲間や家族から喝采を受ける活躍も。「チケットは完売までにはあと一歩でしたが、かえって何が足りなかったのかを考える機会にもなりました」と話します。

芳倉さんの夢はいつかプロ野球の裏方の球団職員になること。「最近はプロ野球の見方も変わってきて、プレーより観客の埋まり具合やイニング間のお客さんの移動などが気になったりします」。プロ野球を愛するキラリ光る情熱が更に進化しています。

京セラドームのスクリーンに登場した 芳倉さん ©ORIX Buffaloes

キラリ*Josho note