学校法人 常翔学園

学園広報誌「FLOW」:キラリ*Josho note

22  [2018.3.5 発行]

大阪工業大学大学院
機械工学専攻博士前期課程2年
徐 冬燁  さん

「キラリ*Josho note」のページ22は、大阪工業大学大学院の徐 冬燁さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

実験室で機具を調整する徐さん実験室で機具を調整する徐さん

中国の元天才卓球少年が日本で究める技術者の道

今春大学院を優秀な成績で修了する徐さんの研究テーマは、デジタル画像処理技術を用いて工業製品の目に見えないような微細な傷や亀裂を見つけ出す新しい検査法です。画像1枚で亀裂を発見できるだけでなく、どこにどんな負荷が掛かっているかも分かります。非破壊・非接触での検査法で、研究成果を発表した昨秋の日本機械学会や日本材料学会でも高い評価を受けました。

中国東北部・吉林省の省都長春市出身の徐さんは、父親が薬剤師、母親が医師という家庭に育ちました。小さいころから卓球の英才教育を受けて小学校5年の時に市の大会で優勝し、中学では省で優勝。高校には卓球の推薦枠で進学するほどの実力でした。「それでもレベルの高い中国なので全国では30位くらいでした。卓球のプロになることも考えたのですが、高校2年のころに自分の可能性がより広がる勉強の道に進もうと決めました」と振り返ります。数学や物理などが得意だった徐さんは、機械工学を学ぼうと高校卒業後に日本へ留学。アニメなどで日本の文化に親しみを感じていたうえに、いとこ3人も日本に留学していて「生活しやすい」というアドバイスも後押ししました。2年ほど日本語学校に通って日本語検定1級を取り、大阪工大に進学。「漢字の意味は分かっても専門用語が多く、授業をほぼ理解できるようになるまでに1年かかりました」。日本人の同級生にノートを見せてもらうなどして助けられたと言います。

アルバイト先の飲食店で知り合った同じ中国からの留学生と大学4年の時に結婚。春からはトヨタグループの大手機械・自動車部品製造のジェイテクトに技術職として就職します。会社からは中国語、日本語、英語を話せる人材としても期待されています。「大阪工大で学んだ材料強度学を生かしてベアリングの設計開発など、技術者として日本から世界のトップレベルを目指します」。常に自分の可能性を究めようと努力する姿勢がキラリ光ります。

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