学園広報誌「FLOW」:キラリ*Josho note

14  [2016.8.10 発行]

広島国際大学 リハビリテーション
支援学科 義肢装具学専攻4年
山田 茜音  さん

「キラリ*Josho note」のページ14は、広島国際大学の山田 茜音さんです。今回も常翔学園のキャンパスでキラリと輝く学生を紹介します。

義肢を捨てられない遺族の思いと途上国の障害者を助けたい思いを支えに

使われなくなった義足や義手を修理再生し、開発途上国などに届ける「中古義肢プロジェクト」のリーダーを4月まで務めた山田さん。昨年9月から始まった取り組みで84人もの学生を束ねました。きっかけは奈良市のNPO法人「NGOアフガニスタン義肢装具支援の会」から「せっかく集めたのにアフガニスタンの情勢悪化で行き場をなくした中古義肢の活用を」と提案されたことでした。このNPOで活動したことがある同専攻4年(当時3年)の池田諭紀さんが橋渡し役でした。

2トントラックで届いた中古義肢は約300人分。義肢をパーツに分解し、油汚れなどを洗浄、使えるパーツ同士を組み合わせて再生するなど細かな作業の連続でした。84人を6チームに分けて、それぞれにチームリーダーを指名。ほぼ週1回の活動で各チームの進捗度合いをチェックし、作業量を細かく調整していきました。「教科書でしか見たことのないような古いものがあったり、単位がインチでつくられた外国製とセンチでつくられた日本製の違いに戸惑ったりと大変な作業でした。でも分解することで義肢の仕組みが本当によく理解できるようになり、義肢装具士になるためのとてもいい経験になりました」と振り返ります。メディアの報道で活動を知り、家にある中古義肢を直接大学に届けてくれる人も後を絶ちません。「亡くなった家族への思いから捨てられない人たちの気持ちを受け止め、まだ使える義肢を世界で必要とする人たちに届けたいです」。後輩たちには再生した義肢を受け入れてくれる海外の組織を探す大きな仕事も残っています。

卒業後は人工乳房のような身体の欠損部位をつくるエピテーゼという分野にも挑戦したいと考えている山田さん。「義肢装具士の世界はまだまだ男性が多く、女性の義肢装具士が活躍できるように少しでも貢献できたらと思います」とプロジェクトで培ったキラリと光るリーダーシップを生かす未来を見据えています。

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