本学園は1922(大正11)年、工業技術者の養成が急務であった時代の要請にこたえるため創設された関西工学専修学校として誕生しました。以来80有余年にわたって常に時代のニーズに即応した有為な人材の育成に努めてまいりました。その間輩出した卒業生はすでに延べ23万人に及び、社会の各界各層で広く活躍しております。
現在、大阪工業大学、摂南大学、広島国際大学、常翔学園高等学校の3大学1高校を擁し、在籍する学生・生徒数はおよそ2万1千人を数えます。建学の精神の中でうたわれております「理論に裏付けられた実践的技術をもち、現場で活躍できる専門職業人の育成」の考え方は、設置各学校で共有する教育の理念「対人能力に優れた、現場で活躍できる知的専門職業人(プロフェッショナル)の育成」として現在もしっかりと受け継いでいます。2008年4月には法人名称を学校法人大阪工大摂南大学から学校法人常翔学園へと改め、また2007年11月には常翔学園グループとして新たに常翔啓光学園高等学校・中学校を迎え、一層の発展・飛躍を期します。
このたび、2012年に学園が創立90周年を迎えるにあたり、記念事業計画を策定いたしました。その大きな柱は、設置各学校における奨学金制度の一層の充実とキャンパス整備です。校舎の新築や改築、教育、研究、学生生活にかかる施設・設備を学園財政の中で整備していくことは、学園にとって当然の責務でありますが、一方の奨学金制度の現状も今なお満足できるものとは言えません。これからも学園の存在意義として、各界各層で活躍する多くの先輩諸氏に続く、有為な若者たちを社会に送り出し続けるためにも、90周年をひとつの機会としてとらえ、奨学金制度の充実を最優先事項として推進していくこととしました。本学園に関係するすべての方々の温かいご支援によって、90周年を記念するにふさわしいこの上なく強い絆(きずな)の構築につながる事業になるものと確信いたしております。以上のような趣旨を踏まえて、皆さまからいただきましたすべてのご厚意は奨学金制度の充実のみに充当させていただきます。
学園の教職員をはじめ、学生・生徒の保護者の皆様、卒業生の皆様など少しでも多くの方々のご賛同とご協力を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。




