学園を創ってきた人たち

理事 岡崎忠三郎

理事 岡崎忠三郎

 岡崎忠三郎は1888(明21)年9月、和歌山県に生まれた。1910(明43)年7月東北帝国大学農科大水産学科(現 北海道大農学部・水産学部)を卒業。同年和歌山県に奉職し、1914(大3)年11月和歌山県と同県水産組合の嘱託として南洋群島の漁業調査を行う。1917(大6)年5月退官した。同年6月市岡土地(株)に営業部長として就任、後に支配人となった。1919(大8)年11月には関西石材(株)の監査役を兼ねた。

 1924(大13)年6月に土地経営並びに遊覧地設備の研究のためアメリカに出張、翌年7月市岡土地の経営で大阪市港区に劇場、映画館、スケート場などを設けた「市岡パラダイス」を開園した。その後1935(昭10)年6月、市岡土地(株)の専務取締役、1937(昭12)年同社の社長に就任した。また、勤務の傍ら1925(大14)年6月から1937(昭12)年5月まで大阪市会議員を務めており、その間、1927(昭2)年には、政府代表随員としてスイスの国際労働会議に出張、同時に大阪市嘱託として欧州各都市における産業行政および特別市政に関する事務を視察した。その他、調停委員、大阪市連合青年団理事、大阪港防犯協会長、大阪土地協会長、日華製紙(株)監査役、日本新聞印刷(株)取締役などを歴任した。

 関西工学専修学校創設当時は、市岡土地(株)支配人・関西石材(株)監査役であった。

 関西工学専修学校創設後の学園とのかかわりは、同校の理事を創設当初から1926(大15)年4月まで、財団法人関西工学の協議員は1926(大15)年4月から1928(昭3)年12月までそれぞれ在任した。

 1962(昭37)年2月死去。享年73。

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